海外生活で文化の違いを感じやすいシーンに、美容室が挙げられます。
マレーシアで日本人が美容院に行く時の選択肢として、日本人が経営するヘアサロンと、現地系ヘアサロンがあります。
美的感覚の違いと、日本人は失敗を恐れる傾向があることから、同じ日本人に対応してもらいたいという人も多くいます。
うまくなりたい髪型が伝えられず、思いもよらないヘアスタイルになるのは残念なものです。
私も最初は何度か日系ヘアサロンに行きました。
ただ、日系ヘアサロンの多くは駐在員の多くいる場所にあり、値段も現地サロンより高価です。
せっかく海外にいるので色々冒険し、現地の人とのコミュニケーションも楽しみたいと思うようになりました。
そこで、最近は現地サロンで日本風のコンセプトを取り入れたところに行くようにしています。
最近、中華系マレーシア人の集まる地域にあるサロンに行ってきました。
http://www.mirokuhairsalon.com/
サロンのWebサイトから見ても、日本人から見てここは日本人の経営なのか?と分からないほど日本風の雰囲気のところがあります。
最初は驚いたのですが、日本と全く関係ない現地マレーシアの経営なのに、日本をコンセプトにして名前だけを使っているお店もたくさんあります。
ただ、全く日本に関係ないとしても、そこで働く人は少なくとも日本に興味があって日本人のスタイルを学んでいることを少し期待して行くことに決めました。
マスクをして行ったこともあり、美容師には私が日本人であることを言うまで気づかれませんでした。
サロンは清潔で開放感があり、落ち着いた雰囲気でした。
オープンなスペースに、茶色をベースにしたカットのブース、窓から景色の見える待合室、シャンプーの空間があり、日本のサロンよりもかなり空間的にゆったりしていました。
日本のサロンでは、カットなどをしている間に、サロンは客に雑誌などを差し出して退屈しないようにおもてなししますが、マレーシアのサロンでは、客の多くはスマートフォンを見ているせいか、このサービスはありません。
そのかわり、日本のサロンと同じように、お茶を出してくれるサービスもありました。
日本人として、現地で全く日本人の関わっていないサロンに行くのは少し不思議な感覚でした。
担当の美容師さんは若い男性で、フレンドリーに対応してくれ、髪の乾燥についてもアドバイスしてくれました。
日本と違うサービスだと感じたのが、トリートメントのおすすめがあること、会員制になって、ポイントを貯めてリピートするサービスがあることです。
中華系らしくそこは商売っ気があると思ってしまいました。
少し遠いのでリピートするサロンにするかは分かりませんが、次はおすすめのトリートメントをしに来てみたいと思いました。
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