現在のポルトガルの首都はリスボンですが、かつて冒険者たちを世界中に送り出し、15世紀までポルトガルの中心地となり国を発展させたのが、港町ポルトでした。首都はリスボンに移ったものの、現在でも北ポルトガルの中心地として栄えています。
首都リスボンからは列車で日帰り旅行も可能ですが、見どころが街中に点在しているので、早朝にリスボンを出発しましょう。リスボンと同様に街の起伏が激しく、バスなどを使用できない細い坂道も多いので、基本的に徒歩で回らなければならず、移動に時間を要します。
サン・ベント駅に到着すると、まずタイル装飾の巨大壁画に圧倒されます。
そして、駅を出て坂道を上がると重厚な外装と繊細な装飾が融合したカテドラルが現れます。バロック様式の内装が見どころです。
その他にも、タイル装飾の外壁が特長的なサン・フランシスコ教会やクレリゴス教会など見どころの教会が多いため、いくつか行きたいところを絞って回ったほうがよいと思います。
駅から東に進むと、内部装飾が見事なボルサ宮があり、吹き抜けの豪華な中庭や、スペインのグラナダにあるアルハンブラ宮殿を模したとされる「アラブの間」は、アラベスク・タイルで壁一面が覆われており豪華で見ごたえがあります。
街中にはドウロ川が流れ、川沿いにひしめきあうように並ぶ家々はディズニー・シーの雰囲気そのままで、川沿いを散策するだけで心が躍りました。
川辺にはレストランやカフェが多く、絵葉書のような景色と美味しい料理を同時に堪能できるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
Copyright(C) wowneta.jp