フランスを観光するのにまずは街を1周してみたいなら、複数の町の観光局がミニツアーを開催しています。
そしてブルゴーニュのディジョン市の中心を1周してみるなら、そんなミニツアー以外にもう1つお薦めの手段があります。
市民の日常生活の足としても機能している無料のナベット(navette)「City」です。
 始発は中心街の北側に位置するレピュブリック(République )広場。
年中行事が開催地され、デモ行進の集結場であり、また複数路線のバスとトラムの停留所がある広場です。




 ナベットの道中はメインストリートのリベルテ通りを横切り、ノートルダム教会、フランスの象徴雄鶏のデッサンが映える中央郵便局の建物、市立図書館や国際ワイン&ガストロノミー都市等々の前を通り、再びレピュブリック広場に戻って来ます。
 車内はマルシェの買い物で疲れたお年寄りや、夕立から逃れてくる若者がいたりと、10人も乗ればかなり混み合う車内で日常生活の一幕を垣間見ることも。




 ただし土曜日やストライキのある日に約束時間があってこのCity を利用する場合は少し注意が必要です。
日中は約10分間隔で運行しているのですが、デモ行進や渋滞等が起こると待てど暮らせど来ない、ということがあるからです。
大事な用事なら目的地まで歩いた方が早い場合もありますし、常にプランB、つまり2番目の手段を頭の隅に準備しておくことは言うまでもありません。


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