グリム童話に出てくるお菓子の家は、ドイツでクリスマスの時期によく食べられるレープクーヘンで作られたクッキーの家だったという説があります。その伝統がずっと引き継がれているのか、クリスマスにはクッキーで家を作る風習がヨーロッパやアメリカに広まり、今では「ジンジャーブレッドハウス」と呼ばれ、みんなに親しまれています。
クッキーで家づくり、と言うと難しく感じられるかもしれませんが、実はさまざまなキットが売られているんです。一番ポピュラーなのはクッキーを組み立てるだけのお手軽キット。クッキーやアイシング、デコレーション用のグミやキャンディなど全てそろっているので、お手軽にジンジャーブレッドハウスを作ることができます。
実はこのジンジャーブレッドハウス、飾り用なので通常は食べずに2~3週間ほど飾った後は破棄してしまいます。食べ物なのにもったいない…、と思われる方もいるかもしれませんね。なので我が家では、いつもクリスマス後に売れ残ったジンジャーブレッドハウスキットを安く購入しておいて、1年後のクリスマスの時期に作ることにしています。
見た目自体は変わりませんし、食べるものではないので、こうしておくと罪悪感も少なくて済みます!
クリスマスの時期にはジンジャーブレッドハウスコンテストなるものがいろんな場所で開催されるので、それを見るのも楽しみの一つ。また、スーパーなどにはディズニーや人気のアニメ、ドラマをモチーフにしたジンジャーブレッドハウスキットも売られているので、いろんなものを試してみてもいいですね。
ヘンゼルとグレーテルがたどり着いたお菓子の家を組み立てて、家族みんなで暖かい冬を越せることに感謝する、素敵な風習ですね。
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