現在フランスでは、パリをはじめ複数の都市で年金改革に反対する運動が行われています。2月頃からメトロやパリ近郊を走る電車のストライキが頻発しており、3月にはゴミ収集車のストライキもありました。一時期は街に悪臭が漂い、どうなることかと心配されましたが、4月に入った今では街もすっかり元通りの姿に戻りました。

しかし、パリではまだまだ交通機関のストライキやデモが頻繁に行われている状況です。そんななかで、3月23・28日にはヴェルサイユ宮殿など、パリとパリ近郊の観光施設がストライキを敢行。ヴェルサイユ宮殿やエッフェル塔、凱旋門などが終日営業を行いませんでした。



ほかにもいくつかの美術館やカタコンブなどもストライキに参加。一日中その扉を閉めたままとなりました。また、営業自体は行ったものの、営業時間の短縮という形でストライキを実行した施設も多くありました。

現在のところ、観光施設の新しいストライキは予定されていませんが、今後も観光施設がストライキに参加する可能性は十分にあります。ストライキ運動は大抵の場合、木曜日に行われます。近いうちにフランスを訪れる予定のある方は、観光施設の営業予定には十分注意してくださいね。

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