パリでは2018年からレンタルキックボードが導入され、若い世代を中心に多くの人が利用しています。気軽に利用でき、当初は好きな場所で乗り捨てることができて便利だったため、あっという間に導入台数は増えていきました。
しかし、近年は利用者による事故が多いことや、使用マナーの悪さなどが問題となっていました。パリ市では、ルールを設けたり専用駐車スペースを作るなどして改善に努めてきましたが、あまりよい変化はみられなかったようです。
そこでパリ市が提案したのが、レンタルキックボードサービス自体の終了という案。この案を決定する前に、市民の意見を尊重しようということで、パリ市では市民投票が行われました。
その結果、89%がサービス終了に賛成し、レンタルキックボードがパリ市からなくなることが決定しました。投票に参加したのはパリ市民の8%にも満たなかったようですが、賛成がこれだけ多ければ決定に従うのも納得です。
サービスが終了するのは8月31日。9月からは、パリの街から完全にキックボードが消えることになります。
Copyright(C) wowneta.jp