娯楽の少ないネパールで、冬の娯楽と言ったら、郊外ピクニック。
日本でピクニックと言ったら、お弁当を持っていくイメージですが、ネパールでは、大きなバスを貸し切って、鍋や食材を積み込み大人数で郊外で煮炊きするのが普通です。
カトマンズの郊外には、何箇所もこういうピクニックができる場所があり、冬にはいろんな団体が、炊飯道具を持ち込んで、一日中、食べて、飲んで、歌って、踊って過ごします。
日本だと、学校で遠足に行きますが、ネパールでは、その代わりにピクニックです。
職場の社員の慰労旅行に代わるものもこのピクニックですし、ご近所さんで集まって、お金を集めて開催したり、友達同士集まって開催したり、子供から大人まで、ネパール人はピクニックが大好きなようです。
そして、ピクニックに欠かせないのが、音楽です。
若い子はヒンディーミュージックが大好きですが、年配の人たちは、断然ネパールの民謡音楽。
あっちで、こっちで思い思いの音楽をかけて、歌って、踊るのがピクニックの楽しみ方。
夏だと一日中戸外にいたら、暑くて脱水症状を起こしかねませんが、寒い冬は、冷え切った室内にいるよりも日向で歌って踊る方が暖かいんですよね。
人懐っこいネパール人と友達になったら、冬のピクニックに誘われるかもしれません。
その時は、一緒にいって、歌って、踊って、食べて、楽しんできてください。
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