フランスはヨーロッパでトップレベルの農業国ですが、それでもスーパーの食品売り場では、スペインやモロッコ産の野菜やイタリア産のぶどうなど、「外国産」の農作物が日常的に数多く並んでいます。
とはいえ国産にこだわりたいという人も少なくありません。 




 そんな人が開いたレストランの1つがディジョンのアミラル・ルーサン通りにあるL'Abenfant (ラバンファン)。
 2020 年6月にオープンした店内は白地を基調に「ナチュラル」を感じる装飾で清々しい空気が漂っています。
100%フランス産の素材を使用していることに加え、食材は余すことなく利用、店内の家具はセカンドハンドのものというエコロジーへのこだわりも。

店名のAbenfant というのは昔のフランス語で「ひ孫の子供」という意味だそう。
もう1のコンセプト「おばあちゃんが作る料理」を意識しているのでしょうか、店内のインテリアも手伝い、洗練された盛り付けの料理を口に入れると懐かしさを感じる味わいも。




 国産へのこだわりの為、手に入る食材の中でメニューを構成する工夫が必要になることもあるかもしれませんが、リピーターやコンセプトに賛同する人にとってはそれもまた楽しみになることでしょう。

 因みにフランス産のぶどうはほとんどがワイン用、つまりワインに適した品種を栽培しているため、食卓用(Raisin de table)、つまり生食用はほんの僅か。
レストランでもしフランス産のぶどうを使ったお菓子が出たらなかなかの希少価値があると思って味わいましょう。


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