日本では、有給休暇を仕事を辞める前に使用してしまわなければ給料が支払われないと思いますが、オーストラリアでは法律で、未使用の有給休暇が残っている状態で仕事を辞めると、最終の給料日に未使用のすべての有給休暇分の支払いが義務付けられています。
そのため、雇用主とトラブルがあって辞めることになっても、未使用分の有給休暇は支払いをしてもらうことができます。
こちらでは、辞める直前にまとめて有給休暇を取ることも可能ですが、辞める直前に無理やり有給消化をする必要がありません。
給与形態によって、支払い方法が違うかもしれませんが、毎回給与明細に利用可能な有給休暇が時間で記載されているので、それを目安に自分で時間の計算をすることができます。
これは国が義務付けたルールのため、支払いが滞る場合は、”Fair Work Ombusman(フェア・ワークス・オンブスマン)”、という機関があるので、そちらに相談することで、問題を解決してもらえます。
この機関は、雇用者と雇用主を平等に守るための機関なので、就業形態や就業状況を詳しく説明することで、雇用者と雇用主の仲介にあたってくれます。
大きな組織のため、個人で雇用主に訴えるよりも、ことがスムーズに進むこともあるので、問題があるときは、そちらも併せて利用するといいですね。
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