「納骨堂」と聞くと、遺骨を骨壺に入れ保管頂く場所と思い浮かべます。
イタリアにも納骨堂はありますが、ミラノにあるこちらの納骨堂はなんと、骨壺に納めず骸骨をそのまま納め、装飾にも用いる不気味さで有名な納骨堂です。




ミラノの中心にあるDuomo(ドゥオモ)大聖堂から歩いて7分ほどの所にある「Santuario di San Bernardino alle Ossa(聖ベルナルディーノ教会納骨堂」。
遡ること1652年、病院が閉鎖され、鎮圧された墓地から発掘された頭蓋骨や骨で、納骨堂が再建され1695年に完成してから同じ形で現在も残っています。




頭蓋骨と骨で覆われた小さな納骨堂の中は、ヴェネツィア・バロック絵画が並び、美しい大理石の祭壇が設けられていて、芸術的な面でも価値の高い神聖な場所です。
骸骨を近くで見ると少し怖い気がしますが、離れたところから静観すると芸術の国イタリアならではの美を感じ、不気味さを超えて感動を受けるほどです。
ご興味のある方は是非足を運んでみてください。


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