アフメ・ド・サリュ(Armée du Salut :こんにちはの軍隊)という政府の団体がある。
リストラや貧困で普通の社会生活が送れなくなった人や家を失ってホームレスになった人たちをサポートするセンターで、スイス内のあちこちに拠点がある。
普段は街の広告や施設の前を通り過ぎる際に目に止まる程度だが、時折、駅前でバザーをしたり、ボランティアの方が歌を歌って大々的に募金の呼びかけを行っている。
彼らはまた、ここ数年問題になっているシリアからの難民たちへのサポートも行っている。
無事にスイスに来ても、言葉を覚えなくては仕事も就けられない。
また、家族と離れ離れになってしまった子供たちをまとめてケアをする施設も設置し、言葉のほか、専門的な職業訓練などを受けられる体制も整えている。
外国からの移民の多いスイス、今後どのくらい枠を拡大させるかはいつも議論が絶えないが、難民や貧困に対しての手厚いサポートはかなり充実している。
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