パリ、そしてフランスの歴史を見守り訪れる人々を魅了するセーヌ川。
見るポイント毎に、様々な歴史のエピソードが詰まっています。
そんな世界中の人々が知るセーヌ川にはかつて水浴びを楽しむ人々がいました。
しかし衛生上の問題で1923年以来遊泳禁止となっています。
それからも汚染は深刻化し、セーヌ川にはごくわずかな生物しか見られないという事態にまで陥っていました。
当然川をきれいにする運動は鋭意進行中のようですが、その動きに大きな拍車をかけたのが2024年のオリンピック開催でしょう。
セーヌ川が実際にオリンピックのトライアスロン等の種目で使われるのかはともかく、セーヌ川の水がきれいになりつつあることは確実です。
そして2023年7月時点の発表で、2025年の夏に3か所の遊泳ゾーンがオープンするという具体的な計画が明かされました。
かつてパリ市長を務めていたジャック・シラクが果たせなかった、セーヌ川を再び泳げるようにするというプロジェクト。
遊泳施設と環境との折り合いをどうするか、そして実際に泳ぐかどうかの個人の判断はともかく、人々がセーヌ川を泳ぐという歴史が蘇ったような風景は多くの人の興味を引くはずです。
(現在既に犬は一足先にセーヌ川で涼を取っている姿が観光客の目を和ませています)
2025年、セーヌの遊泳風景がパリの絵葉書に登場するかもしれません?!
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