2009年に世界遺産に登録され、イタリアとオーストリアの国境近くに広がる北イタリアのドロミーティ渓谷。
地質学的にも特異な山々、切り立つ尖峰や岩塔、灰白色の岩肌が独特で圧巻のパノラマが広がります。
このドロミーティには3000mを超える山が18峰あり、数多くのハイキング・トレッキングコースを楽しめることから数多くの旅行者が訪れる人気のエリアです。
見どころに溢れるドロミーティのトレッキングコースの中で、筆者が8月に登った一つがTotti del Vajolet(トッリ デル ヴァイオレット)。
麓からケーブルカーに乗り、中間ポイントから標高2245mにある山の家までどんどん歩きます。
そこから頂上までが危険な岩登りになるとは夢にも思っていませんでした！
命綱もなく、手すりもなく、岩を素手で掴みながら約1時間半。
途中で何度も誰かの流血が付いた岩を目にしながら震え上がり、引き返す手段もなく、まるで逃走者のように登り続けたのです。
ドロミーティへ訪れる方は目的地へのリサーチをしっかり行い、無理のないプランを立てるのがおすすめです！
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