今年の6月、バンコク市内にタイ初のモノレール路線が開通しました。

新たに開通したのはMRTイエローラインと呼ばれるバンコク郊外の約30キロを走る路線で、23の駅から構成されています。
車両はボンバルディア製で、製造は中国企業が担当しています。

さっそく乗ってみると、運行は無人運転。
少し揺れが気になる以外はスムーズに乗車できました。
車内の椅子の数は少なめですが、窓が大きく、特にスモークなどかけられていないため外の景色がよく見える点が良いと感じました。




このイエローラインは郊外を走るため、各駅に旅行者になじみのある観光スポットは少ないのですが、最も有名なのが「シーナカリン鉄道市場」と呼ばれるナイトマーケット。
都心にあるナイトマーケットよりもローカル感が楽しめることで旅行者にも人気があります。

これまではタクシーで行くか、高架鉄道とソンテウ(ピックアップトラックを改造した乗り物)を乗り継いで行くしかなかったのですが、今回の開通で新たにできた「スアンルアンラマ9世」駅から徒歩で行けるようになりました。

年間を通して渋滞が激しいバンコクでは、鉄道の利用により時間を有効に使うことができるため、近隣住民にとっても旅行者にとっても利便性が高くなったといえます。


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