日本では、就業者が体調不良や風邪で休みたい時は有給休暇を使うことが珍しくないかと思います。
病気になった時のために年度末まで有給休暇をあまり使わずにとっておくという人も多いかもしれません。

タイでは、1年以上継続して勤務した場合に1年につき最低6 日の有給休暇が付与されます。
さらにこの有給休暇とは別に、傷病休暇と呼ばれる病気のための有給休暇が年に30日あります。
タイではマイサバイ休暇と呼ばれており、英語で言うSick leave(シックリーブ)に相当します。

年間30日ということはひと月あたり2.5日。
日本人からすると、急に病気になっても安心できる休暇制度として少しうらやましく感じます。

この傷病休暇を3日以上連続して使用する場合は、医師の診断書が必要になりますが、2日以下の場合は必要ありません。
そのため少しの体調不良で気軽に1~2日休み、毎月頻繁に傷病休暇をとる従業員もいるようです。

タイではこの他に兵役休暇や仏教国ならではの出家休暇というものもあり、休暇制度にお国柄を感じます。


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