チェンマイの夜空にゆらゆらとたくさんのコムロイが上がっていく様は、美しく幻想的です。
有名なのは、タイの2大祭りのひとつであるロイクラトン(通常11月前後の満月の夜)の時のコムロイ上げですが、大晦日の夜にもその光景が楽しめます。

コムロイとは、紙製の熱気球といえばよいのでしょうか。本来は天上の仏陀への感謝の思いを届けるために上げられるものです。
火のついたランタンのようなものを空に飛ばすことになりますから、一応、上げれる場所は決まっています。
観光客が行きやすいのは、ターペーゲート周辺でしょうか。その辺りへいくと道端でコムロイが売られていますので、自分で上げたい人は購入できます。

大晦日の夜です。
地元のタイ人の若者もコムロイ上げとカウントダウンを楽しむためにたくさん街へ繰り出してきています。
観光客もたくさんいて、夜中なのにとても賑やか。
新年を迎えることができる感謝の思いを込めて、たくさんのコムロイが上がっていく様は、まるで地上から天の川が空へ向かって伸びていくように見えます。




ただし、コムロイは紙製です。
うっかり穴を開けてしまったり、紙に火が燃え移ってしまったりしないように注意しましょう。
また、上手に飛ばせなくて電線に引っかかってしまうものもたくさん見られます。
コツは、十分に熱い空気を溜めてから、一気に上昇させること。
上手に上げて、事故なく、コムロイ飛ばしを楽しみましょう。


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