日曜日、マルシェの買い物客で賑わうブルゴーニュの街シャロン・スュル・ソーヌ。
2023年10月22日はこれに輪をかけ、恒例のワインイベントで盛り上がりました。 

 この地域は「コート・シャロネーズ」というぶどう栽培の区域にあたります。
世界的に名が知られているという程では無い分、ある程度手軽な値段で質の良いワインが楽しめる為、こんな機会に自分のお気に入り探しをするのも楽しいでしょう。




 マルシェのスタンドから漂ってくるチーズ、牡蠣、ローストチキン等々の香りを過ぎながら、途中にあるテイスティングポイントで一杯。
数日続いた雨が上がり快晴となった空に、「Paulée」と書かれたサックを肩や首から下げて楽しむ参加者の満足度も更にアップしているようです。

 ところで「ポレ」(Paulée) とはパトワ(その昔地域ごとに話されていた言語)で「シャベル」(現在のフランス語でpelle)を意味します。
収穫した最後のぶどうをシャベルで圧搾機に入れることが、ぶどう収穫が終了したことを象徴し、それでは「お疲れさん!」を皆で祝おう、という趣旨なのです。




 マルシェとその間に点在するカフェのおかげで屋外イベントとはいえツマミにも一休み場所にも事欠かないシャロンのポレ。
ぶどう収穫に関わった人も、そうでない人も、このシーズンの一区切りを味わいながら、本格的な秋・初冬の準備に入りましょう。


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