夏から秋にかけて、青空市場でよく目にするのが「ボルロッティ」という豆です。
うずら豆と呼ばれることがありますが、実際には南米原産のクランベリービーンズが地中海地方に渡来し、普及しました。
南米からヨーロッパにこの豆をもたらしたのは、言わずと知れたコロンブス。
コロンブスがイタリアの食文化に与えた影響は、計り知れないものがあります。
地中海式食餌法の要素として見直されつつある豆料理の中でも、ドライタイプではなく、旬に生で買うことができるボルロッティは大人気。
スープにしたりパスタと食べたり、豆料理は苦手という人も、ボルロッティは大丈夫というくらい美味しい豆です。
皮むきはなかなか手間がかかる作業ですが、そこはスローフードを生んだイタリア人。
おばあちゃんが孫たちと皮むきをしたり、おしゃべりを楽しみながら親子で作業して食育の一環にもなります。
とくにトマトソースをベースにしたミニパスタと合わせる一品が大人気で、田舎のレストランでも定番メニューとしてよく目にします。
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