フランス国内には大小の森林がたくさんあります。
森は生態系の宝庫であると同時に、ワインやウイスキーを造る樽、蜂蜜、ジビエやトリュフなど、人々にとってきりがないほどの素敵な産物をもたらしてくれます。
 そしてブルゴーニュ・フランシュ・コンテでは地方全体面積のうち森林が36%を占めます。
この割合の高さは全国で3位。
休日は勿論、空いた時間に森林浴を、と思えば車がなくても気軽にアクセスできる場所に森林が人々を迎えてくれる環境です。




 さて2023年も残りわずかとなってきた11月21日、ブルゴーニュの西部にある自然の宝庫、モルヴァン(Morvan)の森から1本のモミの木がセレクトされました。
高さ13m、約5トンの立派なこの木はパリのエリゼ宮、つまりフランス大統領官邸のクリスマスツリーに変身します。




「もう11回目だからね、段取りは慣れたものさ」とはこの切り出し作業を受託した会社の担当者のコメント。
地方有力紙「ビアン ピューブリック」の紙面の文字からはちょっと誇らしげな空気が伝わってきます。
どのような装飾を纏ってモルヴァンのモミの木が国民の前にその姿を披露するのか、ブルゴーニュ・フランシュ・コンテの人々の熱い視線が注がれるのは間違いありません。




 林野庁もその価値を認めるブルゴーニュ・フランシュ・コンテやフランス国内各地にある森林。
ある日森の中で出会うのはどんな生き物でしょうか?


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