ブザンソンから電車で1時間余り、ブルゴーニュ・フランシュ・コンテの東部にあるモンベリヤール(Montbéliard)。
20km 足らず向こうはスイスという、人口26000人弱の町です。
町のシンボルタワーとも言えるヴュルテンベルグ公の城、(又はモンベリヤール城)は国鉄モンベリヤール駅を出て左手を仰ぐとしっかりと存在感を示しており、見逃す心配がありません。
そんなモンベリヤールの町は、春から秋にかけては落ち着いた静かな印象ですが、12月はその様相が一変します。
中心街がマルシェ・ド・ノエル(クリスマスマーケット)一色に変わり、内外から老若男女が集うのです。
1987年に始まったモンベリヤールの冬の風物詩は、フランスでお馴染みの週刊誌「Paris Match」が2016年に「フランスで一番のマルシェ・ド・ノエル」に選ばれました。
その要因の1つにこの町が持つ平和な空気も貢献しているようです。
子供も大人も楽しめる複数のフォトスポットにミニスケートリンク等も大盛況、夕暮れを迎えると寒さと共に更にクリスマスの雰囲気が高まります。
さてブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地方とはいえ、城の名前を始めアルザスの風味がほんのりと漂うこのフランス東部の町を冬に訪れる際は、いつもより更に防寒をしっかりすること。一通りの出店をゆっくり見て回るなら、お手洗いも事前に済ませておきましょう。
そしてヴァン・ショ(ホットワイン)を飲むときは、蒸発するアルコールでむせるのを避ける為、熱いからといってもすすり過ぎにご注意を。
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