ブルゴーニュ、ディジョン市の中心街を歩いていると、いくつかの建物の少し上方にこのワンポイントのモザイク模様のデッサンがあるのを見つけることができます。
近づいていくと愛嬌のあるインベーダーだと分かります。
これはストリート&モザイクアーティストでフランス生まれのFranck Slama 氏のピクセルアート。
かの有名なスペースインベーダーをモチーフに発案、2019年に製作したものです。
彼のコンセプトは、「テレビの画面やパソコンのディスプレイ内からインベーダーを世界に解き放とう」。
そして壁に描かれるだけに留まらず、世界各国をに侵攻(!)するインベーダー探しのアプリも出ているので、大人も子供も遊べるというしかけがあるのです。
このFrankさん、実はストリートアート界ではちょっと有名な人物で、90年代からフランスに限らず世界各国でこのインベーダーのモザイクアートを展開しているというなかなかのキャリアの持ち主です。
そんなFrankさんのキャリアと、ユニークで遊び心たっぷり、更にはインターナショナルなアイディアが、ディジョン市とのコラボ実現に導いたのでしょう。
またインベーダーとフュージョンしたディジョン名物のディジョン マスタードもピクセルアートになって街角に見つかります。
こうしてインベーダーとコラボしつつ、懐かしさも感じるピクセルアートは、ディジョンのスペシャリテ(名物)や個性を訪れる人々にアピールする方法の1つとして市民や観光客の散歩を楽しませています。
これで収集熱に火がついてインベーダーを探す旅に出るきっかけになるかも?
Copyright(C) wowneta.jp