スペインで有数の人気の観光地にグラナダのアルハンブラ宮殿があげられます。
1238年イスラム朝のムハンムド1世によってグラナダにナスル朝が建国されます。その後1246年ムハンムドはスペインのフェルナンド3世と条約を結び、グラナダ、マラガ、アルメリアを保有します。
アルハンブラは城塞都市として一定の時期に一度に建設されたわけではなく、長い歴史を経て異なった時代に建設された建築物の複合体だといわれています。
基本的にはアルカサバと呼ばれる軍事要塞としての砦が原形となって、ナスル王朝の時代に宮殿や庭園などが建てられました。アルハンブラは世界遺産として登録されていますが、イスラム建築の最高傑作と言われています。
250年に渡るイスラム王朝時代には何世代にもわたる権力争いがありましたが、1492年カトリックのレコンキスタ(国土回復運動)によりイスラム王朝は陥落し終焉を迎えます。スペインで少なくとも一度は訪れたいアルハンブラ宮殿です。
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