フランシュ・コンテ(Franche-Comté)の中心の町、ブザンソン(Besançon)。
かつての城塞シタデルが見下ろし、ドゥー 川がゆったりと流れる町は空気も清々しく感じられます。
そんなブザンソンの街を散歩していると、ちょっと洒落た外階段が多いことに気がつく方もいらっしゃるでしょう。
ブザンソンでは16世紀から19世紀にかけて、約2700の外階段が造られました。
これは通りや中庭から直接自分の住まいの入口までアクセスできるよう設計にしたものだとか。
木や石、 鉄など素材は様々ですが、時には足を止めてそのデザインの美しさをじっくりと堪能したくなるようなものも見つかります。
この外階段、現在はガラスで覆われたり、 老朽化により新しいものに変わっているものもあります。
しかし街を特徴づけるチャームポイントの位置づけは今も大事に引き継がれていることがよく伺えます。
外階段に加え、家の壁のデザインも(好みはいろいろあるでしょうが)個性的なものが見つかるのも散歩の楽しさ。
そんな素敵な外観を持つ家の階段を見て昔のこの町の様子や、その建物に住んでいた人々のことを想像するとまた愛着が湧いてきそうです。
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