ローマのテルミニ駅を出ると、真正面にはディオクレティアヌス帝の浴場跡が目に入ります。
左手に目をやると、そこには荘重な宮殿が博物館になっています。
マッシモ宮殿という呼び名が定着しているこの博物館、正式にはローマ国立博物館といいます。
歴史の教科書に載るような彫刻やモザイクがずらりと並び、古代好きにはたまりません。
とくに、2400年前のボクサーの彫刻「休む拳闘士」やアウグストゥス帝の神祇官としての彫刻、数々のモザイクや石棺、アウグストゥスの皇后だったリヴィアの部屋の壁画など、古代のアートをさまざまな分野から楽しめるのがメリットです。
トライアヌス帝やハドリアヌス帝など、五賢帝に関連する彫刻もあります。
古代ローマ史に興味がなくても、一度は耳にしたことがある偉人や英雄の遺産を堪能できます。
テルミニ駅から徒歩1分というアクセスの良さに加え、毎月第1日曜日は入館が無料。
博物館内は広々としているため、無料の日もゆっくりと作品を鑑賞できるのも嬉しいところです。
付属のブックショップには素敵な本も多く、観光の途中に立ち寄るのも一興です。
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