バスやトラム、料金の払い方は？【フランス】

自分が住んでいる町のバスでさえ、久しぶりに乗るとシステムが変わっていて戸惑うこともあるので、知らない町に行く時、公共交通機関を利用しようと思ったら事前に利用方法を少しだけでも調べておくとスムーズに移動することができます。

　例えば 某市のトラム。少し前まで車内で乗車チケットを買うことができなかったため、 事前に購入しておく必要がありました。
しかし、最近になってチケットをタッチして乗車チェックする機器の他にもう一つ、似たような機材が設置されました。
1回分をクレジットカードで支払えるようになったのです。（そのため現在もトラム内で乗車チケットを現金で購入することはできません）




どうやら既存のチケットチェックに使用している機器にカード支払い機能を融合させることはできなかったようです。
そのため不慣れな利用者が乗車チケットをカード支払い用の機械にかざし、承認される音や表示が出ないなと苦戦していると、運が良ければ周囲の人が一言 「チケットはこちらの機械の方ですよ」と助けてくれるという具合。

地域や乗り物、チケットの種類により、買った単発チケットが1時間は自由に乗り換えできたり、1回の乗車でおしまい、という違いもあります。
旅行で訪れるなら、1日乗車券と回数券でお得度を調べたりするのもまた楽しい作業になるというもの。




　さて2024年夏のパリオリンピック期間中、パリのメトロ（とバス、トラム）の一回券は通常価格の約2倍となる4ユーロで販売されると発表されています。
　これは期間中にチケットを購入する人を減らし、販売窓口の混雑を緩和することが目的の1つだとか。
フランスでは平日にストライキでバスや電車の頻度が半分になるということも起こります。
大事なお出かけの際の事前調査はちょっとした節約にかなり役立つと言えるでしょう。