玄関のドアの開け閉め方向に注目したのは筆者がイタリアへ移住してからのこと。
日本では、外開きドアか日本家屋などのスライド式が一般ですが、イタリアは内開きです。
これは、土足の国であるため家に玄関を設けず、ドアを開けると室内へ通ずる広めの廊下があり、リビングが見渡せるといったイタリアならではの家の構造故と言えます。
靴を脱がないので段差もありません。

日本で内開きのドアがあれば玄関に靴を置けないことも少なくないですし、入室しにくいですよね。
内開きで困ったことと言えば、床のリフォームをした時のことです。
元々あったセラミック製の床材を撤去せず、好みの床材を重ねてリフォーム工事をしてもらったところ、床材が厚くなったことでドアが内側に開きません。
すると、職人さんがドアを取り外し、ドアの下部をカットしてから再度取り付けてくれました。
それでもギリギリなので、開ける度に「すー」と引きずり音がしますがイタリアではご愛敬です。


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