6月に入るとバカンスへの期待が高まるイタリア、人々の思いは海へと向かいます。
経済的に遅れているといわれる南イタリアですが、海が美しく食べ物が安くておいしいという条件もあり、バカンス先としては大人気。
南イタリアのカラーブリア州も、毎年夏にはバカンス客で大賑わいになります。




カラーブリアはイタリア半島のつま先部分に当たり、メッシーナ海峡を挟んでシチリア島は目と鼻の先。
シッラという小さな漁村は、シチリア島と向き合うようなロケーションにあります。
地中海の青、家々の屋根のオレンジ色が絵画のようなシッラの町には、有名な灯台やルッフォ・ディ・シッラと呼ばれるお城もあり。
この地に要塞が建てられたのはなんと紀元前5世紀のこと。
海賊退治の拠点となったほか、古代ローマ時代にはポエニ戦役の主役としてローマ海軍が駐屯していたといわれています。

南イタリアはギリシア人が入植してきた時代から土壌の豊かさが有名で、長い歴史と風光明媚が多くのイタリア人を惹きつけています。


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