日本でソーセージといえば、焼きたての皮はぱりっとしていて中はジューシー、そんなイメージではないでしょうか。
日本のソーセージは加熱調理済みで、生食出来る物が多いのはご存知でしょうか。
スペインにも加熱調理済みのソーセージはあるのですが、ぱりっとした皮の物にお目にかかる事はほとんどありません。
しかし、生のソーセージの数が豊富です。

バルセロナを州都とするカタルーニャ州やバレンシア州周辺のみで作られるブティファラは、豚の腸で作られていてかなり太いです。
そして、びっくりするくらい長いです。
ブティファラには豚の血を混ぜたブティファラ・ネグラもあります。
これは、ちょっとクセが強いのでレバーが苦手な方にはお勧めしにくい味をしています。

その他、サルシッチャと呼ばれる、羊の腸を使った細いソーセージもあります。
こちらは、プレーンな物からハーブを効かせた物まで、バリエーションが多いです。

どちらもそのまま焼いたり煮たりして食べる事はもちろんあるのですが、皮を剥いで中のミンチ状の肉を料理に使う事もあります。
せっかく腸詰めにしたのに、と思うのですが、現地の人にとっては、中だけを使う料理は当たり前の様です。


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