イタリア北部の湖水地方にあるマッジョーレ湖に面する「Eremo di Santa Caterina del Sasso(エレモ・ディ・サンタ・カテリーナ・デル・サッソ)」は、人里離れた崖に築かれた修道院と教会です。
湖からしかその存在を確認することが出来ず、岸壁の上からは何も見えません。
今は観光客用に入口が設けられ、有料で道も設けられていますが、かつては入り口も分かりづらい所から道なき道を下っていったそうです。
道はあるものの、息を切らし降りていくと、広大なマッジョーレ湖の美しさと回廊が視界に。
隠遁修道士の「隠れ屋」として建てられたのが元で、14世紀以降に修復が重ねられ、4つの礼拝堂、小さな祈祷用礼拝堂、高い塔が保存され現在の姿となりました。
石で出来た礼拝堂の中には16世紀くらいに描かれたフレスコ画が残り、神秘的な雰囲気が広がっています。
筆者は近くまで車で行き崖を下りましたが、ストレーザという場所から船に乗り、マッジョーレ湖を通ってサンタカテリーナへ行くことができます。
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