毎年6月24日は、La fête nationale(ケベックの国民の休日)と呼ばれる祝日です。(正確に言うとケベックは国ではなく州なので、国民ではなく州民なのですが。)
もともとはSaint-Jean-Baptiste(サン・ジャン・バティス)というフランスの夏至のお祭りでしたが、フランスからの移民たちによってケベックにもたらされ、国民の祝日として祝われるようになったそうです。
6月24日が当日ですが、ここケベックでは、毎年前日の23日夜に大きなイベントが開かれます。野外ステージが組まれ、ケベック出身のミュージシャンやコメディアンたちのショーが開催されます。また、町中至る所でファミリー向けのイベントなども開催されますし、23日〜24日にかけては美術館も無料開放されます。
若い人たちはイベントやパブに繰り出して祝い、家庭を持つ年齢になると、実家に集まったりして家族みんなでお祝いする人が多いようです。
ケベックの州旗は、Fleurdelisé(フルール・ド・リゼ)と呼ばれる、青地に白で十字架と百合の紋章が描かれたものですが、この旗を各家々に掲げたり、当日は旗を身に付けたりフェイスペイントしたり、旗にちなんで青と白の洋服を着て祝う人も。また、市役所やお店など町中が州旗で飾られ、「Bon Saint-Jean!(ボン サン・ジャン)」と言い合います。
翌週7月1日はカナダの建国記念日もあるのですが、こちらケベックではケベック州の日であるこの日の方が盛大に祝われています。
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