2024年に入った頃からでしょうか、ハイパーマーケットでレジ待ちの風景が変わってきました。
これまでは30mはあろうかという幅にずらりと並ぶ複数のレジ毎に、買い物客はそれぞれ列を
作っていました。
しかし、ある日行ってみるとレジごとの列は撤廃されていました。




代わりにレジ待ちの列は1列のみとなり、先頭にはスーパーのスタッフとディスプレイが設置されています。
ディプレイに空いたレジの番号が表示され、スタッフがどうぞと誘導するという仕組みです。
この新しい列の作り方のおかげでしょうか、全体の雰囲気が以前より明らかに少し落ち着いています。




また広大な面積のハイパーマーケットで困るのが、ばら売りの野菜を量り忘れた時。
量り売り形式で販売している野菜や果物は、売り場にある計量器に乗せて画面を操作し、種類を選んで出てきたシールを袋に貼る、というシステムです。
その為考え事などしながら量り売りの野菜を計量し忘れると、レジから野菜売り場まで戻る距離はなかなかなものなのです。
ですが、これも店によって救済策が出てきました。
レジコーナーの隅に計量器が設置される店が出てきたのです。




色々な不便さが特徴の1つとも言えるフランス。
例えば国鉄の停車駅案内の車内放送。
地方列車の朝は特に次の停車駅の放送がない時が多いので、自分で駅を確認する必要がありました。
ところが最近では放送頻度がかなり上がっているだけでなく、英語やドイツ語でも放送されることがあるのです。
これはオリンピック効果でしょう。
便利になってくるとそれはそれで何か戸惑いにも似たものを感じてしまうのは、フランスの習慣に慣れてきた証拠なのかもしれません。


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