地球の資源を守るために様々なキャンペーンや啓蒙活動が日常的に見られるようになったこの頃。
高騰する光熱費には多くの人たちが気をつけているはず。
行政も呼びかけにとどまらず、一般市民の省エネ対策を後押しする対策を立てているようです。

その1つに、フランスのいくつかの市町村では節水キットが配布されています。
市民だよりやサイト上で情報を見つけた人が受け取り日時の約束を取り、住所の証明などを持って受け取りに行く、というシステムです。




キットには節水ができるシャワーヘッド、そして台所と洗面所の蛇口に取り付けられる小さなシャワーヘッド。
節水のために出費をしてキットを買うことにためらっていた人には朗報のキャンペーンでしょう。

ところでフランスではぶどう樹に水をやることは一定期間や例外を覗いて禁止されています。
収穫量の制御やクオリティの関係があるのでしょう。
ですが温暖化や日照りの心配が高まるなか、こういったルールは変わっていくかもしれません。
電力不足の心配が高まった際は家庭の水のタンクの温めを規制したり、冬のテラス席の暖房を禁止したりとなかなかフレキシブルで強い対策に出ることもあるフランス。
「庭の草木への水やりはお控えください」というアナウンスが流れたことも。
それもこれも勿論私たちの将来のため。
同時にフランスワインがこれからも美味しく飲み続けられることを願いたいものです。


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