カトマンドゥの空港の近くに「パシュパティナート」という寺院があります。
ヒンディ語でパシュ(ケモノの)パティ(父=王)ナート(司るもの)といった意味で、破壊神シヴァの別名、パシュパティの名がついたヒンドゥ教寺院です。
ヒンドゥ教寺院の境内には原則異教徒が入る事ができません。この寺院も例外ではなく、本殿には入れませんが、その周りの寺院群と、火葬場を見る事が出来ます。火葬場。
そうです、ヒンドゥ教徒はお墓を作らず、遺体を火葬し、その遺灰を母なるガンジス河に流す事が最高の供養と考えています。
このパシュパティナートの真ん中に流れる川はガンジス河の支流で、流された遺灰もいづれガンジス河本流に到着する、とのこと。火葬場は誰でも見学できます。その火葬場から上がる煙がたなびく中、石段を登り石造りの寺院を眺めながら散策。
空は高く、2月というのに日中の日差しは暑いくらいです。カトマンドゥ市内はざわざわしていますが、ここは静かで穏やかな時間が流れています。
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