日本ではご飯が主食になる事が多いので、米の消費量は世界一と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、以前に日本の米の消費量が世界50位という情報を目や耳にされてびっくりされた方もいらっしゃると思います。
スペインでも米はパエリアなどで食べる事はよく知られていますが、消費量は日本の5分の1程度です。
ほとんどの場合、お米は銘柄ではなく、種類別で販売されています。
その中で日本では目にする事がまずないと思われる「蒸し米」をご紹介します。
蒸し米はあらかじめ蒸されたお米で、蒸した後に乾燥して販売されています。
ほとんどの場合、長粒米(以前、日本ではタイ米と呼ばれていた細長くて炊き上げてもパラパラしているタイプのお米)で、色は茶色がかっています。
このお米は籾ごと浸水して圧力をかけて蒸されています。
加工の過程でぬかに含まれるビタミン類(特にビタミンB群)やミネラル成分が米に浸透するので、白米より栄養価が高いメリットがあります。
また、スペインでは日本の様に炊いて「ご飯」として食べる事はまずなく、パエリアを作るのに使われたり、サラダの材料として使われるか、塩ゆでして肉や魚料理の添え物とされることもあります。
蒸し米は過熱加工されていて、米の表面が糊化されているので、油を吸収しにくいうえに、消化がよくヘルシーな米として知られています。
メリットの多い蒸し米ですが、パエリアには向かない様で、レストランでも一般家庭でもパエリアを作る時は生米を使う様です。
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