ベルギーの中心都市ブリュッセル。
そのさらに中心広場といえばグラン・プラス(Grand Place)です。
ここで2年に1回開催されるのが「フラワーカーペット」です。
周囲にそびえる美しい建造物との調和が素晴らしいこのイベント、2024年は8月15日から18日にかけて開催されました。
興味深いのは開催前日、14日の昼間は下地だけが見えていた状態だったのに、開催当日の15日には美しい彩りのデザインが完璧に出来上がっていたことです。
ブリュッセルの公式サイトによると、70mx40mの長方形に100万本近くの花を使い、120人のボランティアが約4時間で完成させたのだとか。
これはかなりの効率の良さと言えるのではないでしょうか。
今回のデザインを担当したのはベルギーの町リエージュ出身の造形芸術家、オセアンヌ・コル二ーユ（Océane Cornille）さん。
植物で植物をダイナミックに描いたアールヌーボー調のデザインを現地で上から見たければ、事前に市役所の塔の入場チケットを手に入れておきましょう。
塔への入場料は2024年現在8ユーロ(約1300円)。
設置されたウェブカムがとらえる映像は無料で公開されています。
ところでグラン・プラス（Grand Place)と言うとフランス語を勉強している人なら「あれ、placeは女性名詞なのにどうして形容詞は女性型のグランド（Grande）ではなくてグラン（Grand）なの?」と思うことでしょう。
どうやらこれはフランス語文法で星の数ほどある例外の一つのようです。
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