ニュージーランドでは、小さな子どもが風邪を引いても、いわゆる総合風邪薬のようなものが処方されることはありません。
かかりつけ医師のGP(ジェネラルプラクティス)に行くと処方されるのはいつもパラセタモール(Paracetamol)別名アセトアミノフェンという鎮静・解熱剤のみ。
それも、高熱(38.5度以上)が出て、機嫌が悪い時にだけ使用するように言われます。
高熱が出ても、子どもがハッピーに遊んでいるのなら、飲ませる必要はないとのこと。
咳止めや鼻水、痰をきるような成分の薬は一切出ません。

2008年に、ニュージーランドの保険省では、2歳以下の子どもに対して風邪薬・咳止めの薬を処方してはいけないという警告をしています。
私も4歳の娘に対して抗生物質が出たのは、高熱&中耳炎になったときのみです。
日本に行くと、子どもが喜びそうなキャラクターの総合風邪薬のシロップなどが簡単に薬局で手に入りますが、こちらではそうはいきません。
でも、できれば薬に頼らず、自然治癒力で治すのが一番ですよね。
ニュージーランドでは、パラセタモール(パナドール)は常備薬として、一般家庭に置いておきたいお薬と言えるでしょう。


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