ローマは特異な特徴を持つ街。
古代ローマの遺跡との共存が、日常生活の一部となっています。
歩いていてもバスに乗っても、宮殿や噴水と同じように、ローマ時代の遺跡が町中に点在しているのを見ることができます。

トッレ・アルジェンティーナの遺跡もそのひとつで、ヴェネツィア宮殿からテベレ川に向かう道に突如現れて、ローマを訪れた人をびっくりさせてくれます。
トッレ・アルジェンティーナは、観光客に人気のトラステヴェレに向かうトラムの始発があったり、同名の劇場があったりとまさに町の中心。
入場料を払わなくても、歩道からローマ時代の遺跡を見下ろすことができます。




トッレ・アルジェンティーナが有名なのは、ローマ史の英雄ジュリアス・シーザーがここで暗殺されたと伝えられているためです。
2000年前の暗殺現場に立ち会っていると思うと、気持ちも高揚します。

またトッレ・アルジェンティーナは猫が多い遺跡としても有名。
エリアの一隅に保護された猫ちゃんたちが住んでいて、遺跡のなかに溶け込んでいる姿が絵になります。


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