ローマ近郊、ヴィテルボの近くにあるネピは、名水の町として有名。
紀元前の時代から、エトルリア人やローマ人によって町が作られていたため、水道橋や城壁が残っています。
なかでも、ルネサンス時代に建てられたボルジア家の城は、ネピの町のシンボルになっています。




有名な建築家サンガッロによって設計されたボルジア城は、かなり荒廃して廃墟に近い状態です。普段は内部まで入場することができませんが、秋に開催されるアートのイベント「Divinarte」の期間中は入場が自由。
今年はフリーダ・カーロをテーマにした作品群が場内に展示されていて、カラフルなアートと500年前のお城との対比が絵になる光景でした。




廃墟となってしまっても、内部を見学するとボルジア家の権勢を実感できる規模の城です。
この城には、日本でも有名なルクレツィア・ボルジアも滞在したと伝えられていて、華やかなルネサンスの歴史の一舞台となったことを実感させてくれます。


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