ヨーロッパにはたくさんの巡礼路があります。
もっとも有名なのは、スペインのサン・ティアゴ・デ・コンテスポーラの巡礼路でしょうか。
カトリック教会の本拠地ローマに向かう巡礼路も有名ですが、イタリアでは人気のある聖人ヌルシアのベネディクトゥス(イタリア語ではサン・ベネデット)の巡礼路は、信仰心のあるなしにかかわらず景色を楽しみながら歩けます。




聖ベネデットの修道院があるモンテカッシーノから、彼が妹ともに修道院を設立したスビアコ、そして生地のノルチャに向かう300kmが巡礼の道になっています。
すべてを踏破する必要はなく、可能な区間だけ歩く人もたくさんいます。

コロナ禍以降、大自然のなかを歩く巡礼バカンスが増えているイタリア。
1人で参加しても、ともに歩く人と仲良くなったり、キャンプ地で親交が深まったりと、新しい出会いもあります。




巡礼路沿いにはキャンプ場も多いほか、敷地の一部を巡礼者に提供してくれるホテルやアグリツーリズモもあります。
牧草地やなだらかな丘が広がる中部イタリアを歩いていると、日常から離れて人生のリセットができるかもしれません。


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