エーゲ海に浮かぶ最大の島クレタ島。
詩人ホメロスにも歌われた風光明媚なクレタは、ギリシア神話にも登場します。
クノッソス宮殿など遺跡にも恵まれ、観光客も多いクレタ島。
13世紀から17世紀にかけてはヴェネツィア共和国領だった歴史もあり、イタリア人のバカンス先としても人気です。
クレタ島の首都はイラクリオンですが、第2の都市はハニア(カニアと呼ぶ場合もあり)。
その中心にあるのがハニア大聖堂です。
11世紀にあった小さな教会は、ヴェネツィア人によって倉庫に変えられてしまいました。
オスマントルコ帝国に支配されていた時代に再びこの地に大聖堂の建設が認められて、現在に至ります。
ギリシア正教の教会らしく平面的なイコンの絵などが飾られています。
大聖堂の建物自体は19世紀に建てられたもので比較的新しいのですが、内部にはクレタ島有数の都市の大聖堂らしいきらびやかさがあります。
飾られたイエス像の顔立ちも、カトリック教会のそれとは違い東方系の特徴が感じられます。
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