夏のバカンスとクリスマスシーズンに挟まれたこの季節、イタリア人はお金をかけずに週末を楽しむ人が増えます。
イタリアには紅葉を楽しむという習慣はありませんが、ドングリや栗やキノコ、野生のシクラメンなどを見ながら、山登りを楽しむ老若男女は多いようです。




10月に入ると、郊外の小さな町ではサーグラと呼ばれる秋祭りが開催され、キノコや栗、ワインなど、名産品を主役にした催事もたくさんあります。
というわけで、町に住む人々の足も郊外へと向かう秋には、臨時のバールや森林浴スペースが設けられるようになります。




週末や祭日のみオープンのバールには、サラミやチーズを挟んだシンプルなパニーノ、トウモロコシの粉を使ったポレンタ、キノコのスープなど、素朴なメニューが並んでいます。
バールの前には森林浴用のリクライニングシートやベンチが置かれて、カップルや家族連れが憩っています。

トレッキングで歩いてくる人もあれば、サイクリングでやってくる人もあり。
週末のリラックスタイムを謳歌しています。


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