ローマから車で北に1時間ほど向かったところに、モンテ・ジェラートと呼ばれる滝があります。
周辺もピクニックコースや公園になっていて、週末やバカンスシーズンは家族連れの姿が目立ちます。

モンテ・ジェラート地区は、古代ローマ時代から貴族たちの別荘が建てられていました。
当時から風光明媚の地として知られていたようです。
中世には、こんな山奥にまでサラセン人が攻めてきたことが伝えられています。
当時破壊された教会や建物の遺構は、古代のものも含めて現在も調査が進行中です。




豊かな水量の滝やせせらぎを利用した水車があったことがわかっているほか、木製の橋も絵になります。
モンテ・ジェラートには8mほどの高さの塔も残っていますが、これは1830年ごろに建てられたものです。

古代から近代にいたるさまざまな遺跡が残るモンテ・ジェラートは、映画の撮影場所としても有名。
1950年から1971年にかけて、実に97の映画にこの地が写っています。


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