イタリアで矯正をすると、蝋燭のようなワックスと矯正の金具によってできる傷につけるクリームが処方されます。
ワックスは「レンズマメくらいを手に取って丸めて、柔らかくなったらキッチンペーパーなどで水分を取った金具部分にくっつける」ように指示されます。

ピッツァが食べたくても我慢するようにと言われ、矯正を入れた日はポテトのピューレやジェラートなど、咀嚼する必要のないものを食べるようにと言い渡されるのです。

歯並びを重要視するイタリアでは、小学校に入るころから矯正をしている子供が目立ちます。ある調査では、イタリア国内の14歳以下の子供のうち、矯正が必要な児童はおよそ500万人。
しかし40%は、経済的な事情で不可能なのだそうです。




小学校までは主に口腔内のスペースを広げるための矯正、中学から高校生になると、歯並びを整えるための矯正が始まります。
一般的に前者は1500ユーロ(約25万円)、後者は4000ユーロ(約66万円)前後かかるといわれ、分割払いにするのが普通です。

イタリアでは歯科は保険の対象外。虫歯の治療にも数万円かかることがザラで、見積もりを出してもらってから治療する人が大半です。


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