スイスにあるコンサートホールで、とりわけ音響が優れているホールが3つあります。
チューリヒにあるトーンハレ、ラ・ショードフォントいう山奥にあるサル・ド・ミュージック( =音楽の部屋という名称)、ここは主にCDの録音に使用されていています。
そして、最後の一つがジュネーブにあるヴィクトリアホール、あの有名なスイスロマンドオーケストラの本拠地になっています。
1891年から1894年にかけて当時資産家であったBartonというイギリス人個人よって建設され、君主ヴィクトリア女王の名称がつけられました。
建築スタイルはバロック、ロココ調で、とても優美なデザインが魅力的です。
その後1904年にBartonはジュネーブの市にホールを寄付、1907年にこの世を去ります。
それから約80年後、ジュネーブで大きな火事が起こりました。
ヴィクトリアホールも災害に遭い、部分的に内側まで燃えてしまいます。ジュネーブ市は見事修復することに成功しました。
内部のインテリアがとりわけ美しいです。
バルコニー席はボックスタイプになっていてプライヴェートな気分で鑑賞を楽しむことができます。
ホールは3階まであり、最上階からは斜傾がきついのでかなり見下ろす感じになるのですが、音響は素晴らしいです。
普段、一般見学はできないのですが、ほぼ連日のようにロマンドオーケストラやジャズ、現代音楽などの演奏会があるので、一度、訪ねてみてはいかがでしょうか?
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