中国では、電動バイクを改造して作った乗り物、「三轮车(サンルンチャー)」があります。
三輪車と言っても子供の乗り物ではなく、タイヤが3つある車、という意味です。
タクシーに乗るほどではない距離だけど、歩くにはちょっと遠い、という時に利用されています。
ただ、タクシーのようにきちんと会社が管理しているわけでもなく、営業許可があるのかも謎です。
電動バイクに運転免許は要らないので、恐らくこれを運転するにも要らないでしょう。
電動バイクと同様、車と車の間を縫うように走っていて、交通法規をあまり守っていないものが多いです。
万が一事故があっても補償はあまり期待できないかと思われます。
そんなわけで、手放しでおすすめできるようなものではないのですが、便利なこともあるので何度か利用したことがあります。
交通量の少ない場所で利用するのが比較的安全かもしれません
利用する場合、乗る前に行き先を言って値段交渉をします。
距離にもよりますが、大体5元(80円)前後でしょう。
行き先については、誤解の無いようにはっきり伝える必要があります。
一度、こんなことがありました。たくさんの路線のバスが通る有名なバス停に行きたかったので、そのバス停の名前を伝えたところ、そこより近くにあった同じ名前の小さなバス停に連れて行かれました。
ここもその名前だというわけです。
抗議はしたものの、最後には仕方なくそこで降りるしかありませんでした。
運転手みんながこうだと言うわけではなく、気さくにおしゃべりを楽しめる人もいます。
わずか数分ですが、できればいい人に当たりたいものです。
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