天気がだんだん暖かくなってくると、道端で売る食べ物も様変わりし、焼き芋や焼き甘栗などが姿を消していきます。
春夏バージョンの路上販売の典型的なものの一つはパイナップルです。
縦に切って芯の部分はとらずに割り箸や串が刺してあります。
凍らしたりせずにそのまま食べます。
暑い時に渇きを癒しつつ腹持ちもいい、と一石二鳥です。
若干衛生状態が気になるところではありますが、保存料を使った加工食品よりは健康的かもしれません。
値段は、大きさにもよりますが1串2元(30円)くらいなので、気楽に食べることができます。
ちなみに中国では、このように串刺しで買う時だけでなく、丸ごと1個買う場合でも、店の人がパイナップルの皮を無料でむいてくれます。
専用の道具で皮をむき、その後残った茶色のポツポツ部分を、大きなピンセットのようなもので一つひとつ取ってくれます。
ワッフルのようなかわいい見た目になります。
日本では、専用の道具も使わずに自分でやるので、たくさんの生ゴミが出ますし、やや手間がかかります。
それに比べてこのサービスはとても便利ですし、見かけもきれいです。
家に持ち帰って縦に何等分かに分け、塩水に5分くらいさらしてから一口大に切り分けます。
ちなみに1個まるごとで5~10元(80~160円)くらいで、大安売りだともっと安いこともあります。
店でむいてみて、熟しすぎて悪くなっていた場合、大抵は新しく選び直させてくれるので安心です。
甘くてジューシーで味の当たり外れも少ないので、結構おすすめですよ。
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