ラツィオ州北部にある小さな町ソリアーノ・ネル・チミーノ。
山々の連なりのなかに荘重な趣で立つオルシーニ城が町のシンボルです。
ソリアーノ周辺はよく整備された美しい森がたくさんあります。
ヘーゼルナッツや栗の木が植えられて、秋は紅葉を楽しむこともできます。
町の中心部からランチ前のお散歩にお勧めなのが「パーンの小道(Sentiero di Pan)」。
「パーン」とはギリシア神話に登場する神の一人で、森の守護神とされています。
人の気配がない森はどこか神秘的で幻想的。
森のなかには、ロッククライミングができる巨大な岩山があり、横顔のような彫刻が施されています。
どのような経緯で彫られたのかは説明もなく不明。
秋の森は枯れ葉が山道をじゅうたんのように覆い、あちこちにキノコが顔を出していました。
パーンの小道は、最初は緩やかな坂ですが、途中からかなり傾斜のきつい山道になるためトレッキングシューズの持参が必須。
週末の食事がてら、ゆっくり森の精と向き合うのも一興です。
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