2025年は、カトリック教会の聖年(ジュビレオ)です。
1300年に始まったこの風習は、本来は100年ごとに行われていました。
時代の変遷とともに、50年ごと、25年ごとにも開催されるようになり、ローマには多くのカトリック信者が集まります。
聖年とは、この年にローマを巡礼し聖ピエトロ大聖堂の扉をくぐることで、罪の赦しを得られるというものです。
この大イベントに合わせて、ローマは各地で大工事が行われ、渋滞が社会問題になるほどでした。
一方で、文化的なテーマのイベントも数多く予定されています。
そのひとつが、ナボーナ広場にあるサンタニェーゼ教会で開催中の「イコン展」。
バチカン美術館主導で行われているこの美術展には、平面的でシンボリックなイコンの作品が数多く展示されています。
オーバーツーリズムでにぎわう広場には、雨もいとわずに並ぶ人が多数。
写実とは程遠い描写が、かえって信仰の強さを感じさせてくれる作品に見入っていました。
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