アメリカを代表する山脈といえば、西のロッキーと、東のアパラチア。
世界遺産カナディアンロッキーや、間欠泉で有名なイエローストーンを有するロッキー山脈に比べると、知名度は劣りますが、東部に位置するアパラチア山脈も、豊かな大自然の四季を身近に感じることができる場所です。

アパラチア山脈のほぼ中央、ノースカロライナ州にあるチムニーロック国立公園。
ここには、5億3千万年前に形成されたといわれている大きな花崗岩、チムニー・ロックがあります。




チムニーロックの頂上へは、岩の中をくりぬいて設置されたというエレベーターを使えば、あっという間に到着です。
もちろん、自分で歩きたい場合は、階段を使えば30分ほど。
周りの景色はそれはそれは素晴らしいのですが、階段の手すり越しに見える断崖絶壁の風景に足がすくんで動けなくなる可能性大です。
頂上の展望台からは、目の前にルーア湖、遠くにはアパラチア山脈の山々を臨むことが出来ます。
初春から夏の終わりにかけては深い緑の山々、そして秋にはそれは見事な紅葉が楽しめる場所でもあります。

ちなみに、このチムニーロック。
ダニエル・デイ・ルイスの古い映画、『ラスト・オブ・モヒカン』の舞台となった場所で、映画で見た風景がそのままに広がっていて、ちょっとした感動を覚える場所でもあります。



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