日本でも、もっとも身近な果物の一つであるバナナ。でも、収穫されるまでそれがどのように育つのか目にしたことがある人はどれくらいいるでしょうか。
タンザニアではバナナは一年中収穫出来ます。バナナの木は葉を見ればすぐ分りますので、見掛ける機会はたくさんありますが、育って行く様子を観察出来る機会はなかなかありません。
今回、たまたま見る機会があったので、ご紹介しましょう。
紫のつぼみのように見える部分が次々とめくれて、中から「櫛」のように揃った「バナナの赤ちゃん」が並んで露出します。
連日、次々とめくれてどんどん段が増えて行きます。
最初は下を向いて窮屈そうにくっついていた「バナナの赤ちゃん」は、みるみる内に体をそらしてすべて上向きに反転します(わずかですが、上の方のバナナが反転し始めています)。
バナナの形が角ばっているのが面白いと思いませんか?
指で押してもカチカチの硬さです。
ここまでは成長のスピードが速く、毎日見るたびに様子が変わって行きます。
しかし、ここまで来ると急激な成長期は終わり、あとは何週間経ってもほとんど変化がないように見えます。
数か月かけてゆっくりと太り、少しずつ黄色みを帯びていきます。
まだ青みが残っているうちに収穫し、追熟させます。
一つの房に70~100本ほども出来るのですよ!
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